log

コンサルごっこ

美容院の友人に頼まれて、繁盛してる床屋を偵察した。その分析結果を報告する。
・ロケーション:学生アパートが多い下町
・規模:小〜中規模。スタッフ3人。
・客層:(1)学生、(2)30代半ばの自営業風(小太り・高い車乗ってる系)および(3)地元のおじさん

客層やサービスを受けてみた結果、この店のKSF(key success factor)は下記の3点+αと考える(とコンサル用語を使ってみたりする)。

●美容院と床屋の中間で、男性にも敷居が低い
床屋さんの赤青グルグル回る看板は出してるものの、店構えや内装は落ち着いており、美容院となんら変わらない。サービスも髭剃り以外は美容院と同じだ。
多分、客層(1)の学生は、美容院に行きたいけど床屋しか行った事がないタイプではなかろうか。そして友達には美容院で切ってると言ってるに違いない。

●付加価値
モットーは「安心と安全」だそうだ。天然素材のシャンプーや毎回新品の替え刃を使用している。
オプション類も多い。+\500でエステ(顔の垢すり)。+\1000でヘアチェック&頭皮マッサージ。どちらも丁寧に時間をかけてマッサージしてくれるので、決して高くない。
抜け毛が気になる客層(2)の30代自営業は、これら付加価値に魅力を感じのではなかろうか。

●リピートに手厚い
初回は\4,300と結構な値段だったが、4回目で半額サービス、5回目以降割引率が上がり、20回通うと\1000引きになる。

●そっちの人向け(確たる証拠はないが)
店員は男ばかりで、あとカワイイ女性がいたら最高なのに、と誰でも思うだろう。しかし、あえて男性スタッフにこだわる理由は何か。男性店員による濃密なマッサージにその答えがあるのかもしれない。30代自営業風が、ややぴっちりした服を着てたのはそういう理由か。