"スティーブ・ジョブズ-偶像復活"

Macintoshプロジェクトを乗っ取り自分の手柄にするくだりや、Appleを追い出されそうになって泣いて謝るところはよく取材してあって面白く読めた。
だけど、NextやPixerの話があっさりしていて残念。Appleを辞めた失意の中で、どう考えてNextを起こしたのか、Pixerは？（彼がルーカスフィルムから買ったときも、Pixerのハードにしか注目しておらず、ＣＧ部門が残ったのは偶然らしい）。
ゼロックスのPARCでALTOを見たときやルーカスフィルムでＣＧ技術を見たとき、iPodのコンセプトを聞いたときに反応する嗅覚は一歩でも近づきたい。そして、それらに夢中になって（本人は心から理解すると表現している）実現していくところにカリスマの一端が少し見えた気がした。

スティーブ・ジョブズ-偶像復活