4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する
サッカーの戦術(フォーメーション)を解説した本。サッカーは全く知らないけれど、僕みたいな理系オタクにはすごく楽しめます。フォーメーションはテレビじゃよく分からないので、実際に試合を観にいきたくなります。
- 作者: 杉山茂樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
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おぼえがき
4-4-2: プレッシングの基本。以前のイタリアでの主流。
3-4-1-2: ディフェンシブ。ファンタジスタが生きる。イタリア好み。トルシエジャパンも多用。ふとすると5-2-1-2になってしまうのが問題。
4-2-2-2: 南米やジーコジャパンでよく見られた。選手が中心に集まるため、高い技術(突破力が)求められる。サイドが使えない。
4-2-3-1: スペインを中心に現在流行の型。サイドも使える。攻撃的な3-3-3-1や守備的な4-4-1-1など柔軟な変化が可能。
4-3-3(4-1-4-1): この本では特徴が理解できなかったが、ここを見る限り、4-4-2の守備的問題を解決したものらしい。4-2-3-1の3の真ん中を2の後ろに下げた形なので兄弟ともいえる。'60年代のアヤックスというチームがトータルフットボールを標榜したときの形だが、最近流行しつつあるらしい。
筆者のお勧めは4-4-2でサイドをよく使う今年のアーセナル。